なんでも実験

日の出・日の入り時刻からいろいろ考えよう

12月は冬至の時期で,夕方には早く暗くなります。しかし,昼間の長さが一番短い冬至の日に日の入り時刻が一番早くなるというわけではありません。冬至より10日くらい前が一番早く,冬至のときは日の入り時刻が少しずつ遅くなる時期になります。不思議です...
なんでも実験

ある日の蒲郡での逆転層

蒲郡に発生した逆転層の温度分布を測定するとともに,アメダス蒲郡で逆転層の上の空気温と逆転層の空気温が風向きによって交互に入れ替わることを確認しました。アメダス蒲郡の北側は遠望峰山なので,北風が吹いて山から吹き下ろすときは逆転層の上層の空気が流れ込み,その温度を測っていることがわかりました。
あれこれ

煙で空気の流れを観察する

花火を見て,そこから出た煙に着目しました。煙は空気の流れを可視化する強力なツールで,今回は地表付近に逆転層があることがわかりました。逆転層があり,地表付近の空気とその上の空気では流れの方向が異なることが煙によりわかりました。
あれこれ

とんぼのラブはハートマーク

11月,天敵である蜘蛛のいなくなったところでヒメアカネが命をつなぐため交尾と産卵をしていました。交尾時,とんぼの形はハートマークとなり,その連結部の様子を詳しく観察しました。ハートマークですごいところは,2匹同時に羽ばたいたときにこの体制で飛ぶことができるところです。
なんでも実験

ChatGPTに助けてもらい大気の鉛直断面図を描いてみた

ChatGPTに助けてもらいGSMのデータから大気の鉛直断面図をpythonで作成できるようにしました。ChatGPTで9割がた作ってくれて,残りの1割くらいを自分で作ったり間違いがないか検証することになったので,苦労がかなり低減されました。私の勉強にもなり大変強力なツールと感じました。また,これを使い冬型の気圧配置で特徴的な鉛直断面図が得られたので紹介します。
なんでも実験

自分で天気図を描いてみた

数十年前に山登りの講習を受けたとき,自分で短時間に天気図を描けるように練習しました。天気図の情報はNHKラジオ第2で決まった時間に放送されており,天気図を描くための地図が登山用品店で売られていました。ラジオからは,アジア地区の各観測所の天気...
なんでも実験

仲良く飛ぶ飛行機を見て考えた

2025年11月10日,空を見上げたら2機の飛行機が並んで仲良く飛んでいました。そこでふと,2機はどのくらい離れて飛んでいるのか興味を持ち,自分でその距離を計算したので報告します。余談ですが,飛行機の後ろ側には後方乱気流といって,翼端渦など...
なんでも実験

この色付いた飛行機雲は彩雲なのか?

2025年11月4日,本宮山山頂付近で飛行機雲彩雲らしきものを撮影しました。太陽と飛行機雲の間がかなり離れており,彩雲が見られる条件か疑問に思ったので,いろいろなデータを使って太陽と飛行機雲の方向のなす角度を計算しました。その結果,飛行機雲...
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アサギマダラの体をよく見たら・・・

アサギマダラはカメラをかなり近付けてもなかなか逃げず,カメラの接写が比較的容易です。そこで,三ヶ根山で接写した写真を見ながらアサギマダラの体を観察しました。アサギマダラの足が4本に見えること,触角や翅の拡大写真,はらにある気門などを紹介します。
あれこれ

蜘蛛の巣の不思議

山に登っているとガス(霧)で森が覆われていることがあります。そんな中を歩くと,自分の髪の毛に水滴がついてしっとりします。蜘蛛の巣の糸にも水滴が付きます。そうすると,蜘蛛の糸が見やすくなって巣の構造がわかったりします。また,水滴の付き方は糸に...